臨床心理学にいる

心理学のあれこれ

心理学史 002 感覚主義

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BY Takashi Kato

ホッブズ .T

イギリス経験論の継承者として活躍する一方、社会契約論を展開するなど社会的思想家としても知られる。その機会論的・自然主義的理論は、政界や教会の世界に懸念と論争を巻き起こした。 憲法論争で国王特権を擁護する論文を執筆したことから、議会に逮捕されることをおそれ、パリで11年間の亡命生活を送っていたこともあり、自然状態では、全ての人間はお互いにとって恐怖の対象であり、そのために世俗的事柄に関しても、宗教的頃柄に関しても、国会の絶対主権に服従せざるを得ないと主張した。パラノイド的。

感覚主義


感覚主義は、経験説に随伴する立場。すべての認識は感覚のみから導かれると仮定し、それゆえ認識の構成を心理学的に分析すればその最終要素は必ず感覚に戻ってくるとする極端な経験論を指す。思考などの内的経験を認めようとしないのが特徴で、思考や反省、他の心の作用のすべて感覚に基づくとする。

感覚主義はホッブズに始まる。

ホッブズは、古来からの生得観念説に反対し、観念は薄れゆく感覚に他ならないと主張したが、ロックは記憶や思考、想像などの高次精神過程は感覚主義のみでは説明しがたいため、反省は内的感覚として認めた。仕方がない。

この経験論は大陸に渡ると、コンディヤックによって極端な形で発展することになり、ティチナーらにも見出されたが、ゲシュタルト心理学が要素的感覚を退けるに及んで終局を迎えた。