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心理学のあれこれ

心理学史 009 ロッツェの局所微験説

ロッツェは、空間知覚に関する局所微験(局所示標)説で心理学に貢献した。皮膚刺激や網膜刺激に対する感覚には、圧や光の感覚の他に、その刺激部位に応じた位置の特徴、すなわち局所微験があるという。網膜における局所微験が眼球の回転などの運動の感覚と結びついて、奥行き知覚が成立すると過程。

なお、このロッツェの考えは経験説の立場によるものだが、ヘリングのように生得説の立場から網膜の各部位が異なった特性を持ち、それが視空間の上下、左右に対応するとする立場もある。