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心理学のあれこれ

心理学史 010 ニュートンと色覚研究

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ニュートン。1642〜1727。イギリスの数学者、物理学者、天文学者。科学の様々な分野に卓越した業績を残した有名人。数学の分野では微積分法を発見し、物理学の分野では光と色の諸問題を解決して運動の3法則を打ちたて、万有引力の法則を導き出した。

ニュートンは当時のユリウス暦で1642年12月25日、リンカンシャーのグランサム周辺のウールソープで出生。3歳のときに母親が再婚し、祖母に引き取られた。グランサムのグラマー・スクールに進学し、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに入学。1965年に学士号を取得するが、ペスト流行を避けて一時帰国した後、トリニティ・カレッジ特別研究員として戻り、修士号を取得した。大学では従来のカリキュラムの大半を無視し、興味ある数学や自然科学の分野ばかり取り組んだ。ほぼ独力で当時の数学の最先端に達した上、二項定理を発見し、また自然を複雑な機械のように考える自然哲学の展開に探求し、科学研究を支える基本的な事柄の発見に取り組んだ。

色に関する本格的な研究はニュートンによって開始された。太陽の光をプリズムによって7色に分け、この7色を合わせると再び白色に戻ることを確認し、混色の原理を発見した。ニュートンは「光学」(1790)において、光の反射、屈折、回析など光の物質的性質の研究とともに色の研究を行った。その後、同じイギリスの物理学者ヤングは、色の3原色説を発表し、これをもとにヘルムホルツが色覚説を提唱することになる。

色覚説とは、異なる波長に反応する3つの視神経を仮定し、それらの興奮する比率によって様々な色の感覚が生じるとする説である。3つの視神経は、長波長帯に反応する第一線維、中波長帯に反応する第二線維、短波長帯に反応する第三線維であり、それぞれの興奮は、赤、緑、青の色感覚に対応する。色の感覚は加法混色の原則に基づいており、第一、第二線維が同じならば黄、全てが興奮すれば無彩色になると説明されている。ちばみにブラウン管のカラーテレビや写真、印刷などは、この三色説の原理を応用している。液晶テレビも?