臨床心理学にいる

心理学のあれこれ

心理学史 018 グラーツ学派

「例の時代遅れの老いぼれアリストテレス学派信奉者」といわれたブレンターノの影響を受けたマイノングが、オーストリアのグラーツ大学でヴィタセク、ベヌシらとともに展開した研究に与えられた名称。エーレンフェルスが提唱した「ゲシュタルト質」概念の重要性に注目し、色、音などの感覚と合わさった場合、三角形やメロディーなどのゲシュタルト性を備えた知覚が成り立つと考えた。

ゲシュタルト性は要素の配置パターンそのものに他ならないとするベルリン派よりも、「プラスα」とする点において要素主義的と批判されている。