臨床心理学にいる

心理学のあれこれ

心理学史 040 ソーンダイクの学習理論

ソーンダイク

ソーンダイクは、ハーバード大学でジェームズに、コロンビア大学でキャッテルにそれぞれ師事し、動物を対象とした実験を重ねながら学習理論の構築に尽力した。アメリカにおける実験動物心理学の開祖でもある。


ソーンダイクは問題箱を用いたネコの実験から、問題解決は推論や洞察によるものではなく、試行錯誤により刺激と反応が連合する過程であると主張し、また、学習の原理を「効果の法則」と名付けて、満足をもたらす行動がその直前の行動と結びつくために生じると説明した。こうした学習の考え方は、後の学習心理学において「道具的条件づけ」、「ソーンダイク型条件づけ」と呼ばれることになる。

ティチナーの研究によって動物の行動は本能的なものであると見なされていた時代に、問題解決のような知的行動が動物において機械的に学習されることを提示し、学習心理学や行動主義の発展に重要な影響を与えた。

ネコの問題箱実験の人。