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心理学のあれこれ

心理学史 041 パブロフの条件反射

パブロフ

パブロフ。1849〜1936、ロシアの生理学者。リャザンに生まれ、サンクトペテルブルク大学、サンクトペテルブルクの軍医学校に学び、ロシア革命前には、サンクトペテルブルクの実験医学研究所の生理学部長、陸軍医学校の医学教授を勤めた。共産主義には反対する立場を取ったが、1935年にソ連政府が設立した研究所で特別に研究の継続を許された。1889年に開始された犬の条件反射・無条件反射の実験は、行動主義心理学の発展に大きな影響を与え、1904年には、消化腺に関する研究業績によりノーベル生理学・医学賞を受賞している。

ロシアの奇跡。


パブロフは、消化腺の研究を行う過程で、元来唾液の分泌とは無関係の刺激よって唾液が分泌されることを発見し、この後天的に形成される反射を条件反射と名付けた。また、条件反射の形成手続きを強化、強化を伴わせないと条件反射が生じなくなることを消去と呼んだ。

その他にも、条件刺激の般化や分化、高次の条件反射も形成し得ること、分化が難しいと犬に神経症様の症状が生じることなどを詳細に研究し、高次精神活動の生理学的理論を展開している。

パブロフは、人間の活動は無条件反射と条件反射の組み合わせで成立すると考えていた。

イヌのパブロフ。 ネコのソーンダイク。