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心理学のあれこれ

心理学史 047 シャルコーと催眠研究

シャルコー

1825〜93年、フランスの神経科医。臨床精神医学の父とされる。パリ生まれ、パリ大学卒業。1856年に市立病院の医師に任命され、62年からサルペリトエール病院で診断所を開設し、当時最高の評価を受けた。「ヒステリー」、「運動失調症」、「催眠」、「失語症」の研究を専門とし、世界中から弟子と研究者が集まった。最も有名な弟子はフロイトである。

催眠の研究はメスメルがパリで動物磁気による治療を行って以来、19世紀後半にフランスで盛んに行われ、サルペトリエール学派のシャルコーは、ヒステリー症状の実験的研究から催眠を精神医学に導入した。シャルコーは、催眠を精神病患者のみに生じる特殊な現象ととらえたが、ナンシー学派のリエボーは正常な人でも生じると主張した。