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心理学のあれこれ

心理学史 054 マッハの空間形式・時間形式

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オーストリアの物理学者マッハは、「感覚の分析」(1885)において、感覚には幾何図形のような「空間的形式」と、メロディーのような「時間的形式」があると述べ、これらの形式の感覚は要素が何であっても知覚されることから、形式は要素に還元できないと論じた。ヴント流の要素主義的心理学への批判である。

ちなみに、空気中の運動する物体が音速を超えたとき、空気に急激な変化が生じることを示し、のちの航空理論に大きな影響を与えたのもマッハである。超音速機などの速度を音速の倍数で表現する単位マッハ数は、マッハの名にちなんでいる。実はゲシュタルト心理学者の一人。