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心理学のあれこれ

心理学史 057 ウェルトハイマー

ウェルトハイマー

1880〜1943年、ドイツの心理学者で、ゲシュタルト心理学創始者の一人。ベルリン、ヴュルツブルク、ウィーン大学を経た後、1910年にフランクフルト大学に移り「運動視に関する実験的研究」(1912年)を発表した。光の点滅にすぎないものが、見かけの上では光が動いているように見える仮現運動に関する実験は、感覚の寄せ集めによって現象を説明するヴントの構成主義心理学のアンチテーゼであり、ゲシュタルト心理学誕生の第一声となった。


この実験の被験者になったのがケーラーやコフカであり、ウェルトハイマーの「全体特性(ゲシュタルト)は、部分の総和に還元されないそれ以上の何かである。」という掛け声のもと、ゲシュタルト心理学を裏付ける一連の実験研究を行った。