臨床心理学にいる

心理学のあれこれ

心理学史 073 情報理論とサイバネティックス

情報理論とは、シャノンによって体系化された情報伝送の理論である。通信系を流れる情報の測定、メッセージを送信信号に変える符号化や受信信号をメッセージに変える最符号化の効率的方法、ノイズの特性とその影響、情報の伝達容量などが、主な問題として論じられた。

また、ウィーナーが「情報と制御のシステム」(副題は動物と機械における制御と通信)の学問として提唱したサイバネティックスでは、生物も機械も制御理論と通信理論という工学によって同じように説明されうると考えた。

まるで鉄腕アトムのように、工学の概念や手法を生物学に役立たせようとしたサイバネティックスだが、(なぜか良くわからないが)心理学に多大な影響を与え、情報理論とともに学際的研究が盛んに行われるようになった。信号検出理論、ゲーム理論、マルコフ連鎖などが相次ぎ、各領域の理論構成が進められている。