臨床心理学にいる

心理学のあれこれ

心理学史 077 認知心理学

認知科学は、近年目覚ましい発展を遂げつつあり、そこには心理学はもとより、コンピューター科学、脳神経科学、言語学、哲学など多様な領域が大きな分野を形成しているが、認知心理学はその中の1つで、知覚、記憶、学習、思考などを研究対象とする立場である。コンピューターをはじめとする認知科学の枠組みのもとで人間の認知の働きを解明していこうとする。

とはいえ、実際のところは、ワトソン一派の流れを組む行動主義が行き詰まりを生じさせたことによって、昔から心理学の研究課題であった意識の問題、具体的には知覚・注意・記憶・思考などが、コンピューターなどの現代テクノロジーによって再注目されるようになった状況といえる。